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COVID-19 コロナウイルス感染抑制のためにマレーシアでは政府発令のロックダウンにより国境封鎖されています

マレーシアロックダウン(活動制限令)とは? New

マレーシアでもコロナウイルスの感染拡大防止のため国家緊急事態宣言(活動制限令)発令中です。 2020 年 3 月18 日 ~6月9日まですべての国の観光客がマレーシアへ入国できなくなっています。また、すべてのマレーシア人の海外渡航を禁止しています。いわゆる国境封鎖、鎖国状態です。

その他、不要不急の政府機関や公共サービス、学校、大学、専門学校もすべて閉鎖されます。 必要不可欠な銀行、ガソリンスタンドとか公共交通機関、食料品販売店は営業を継続しますが、その他の民間企業、個人商店なども営業禁止で閉鎖されています。

マレーシア政府はマレーシア国民に対して「不要不急の外出をせず、家の中で過ごしてください」というアナウンスを繰り返しています。

マレーシア政府の Lockdown (活動制限令)により観光客が消えたマラッカ

ロックダウン(活動制限令)が発令・実施されています

2020年3月16日に発表された宣言文。 この活動制限令 MCOはフェーズ4の時点で緩和されており、現在では CMCO(The Conditional Movement Control Order)という緩和された活動制限が継続中です。

ここに記載している第一期のMCO発令の命令文は記録のため掲載しています。

2020年5月10日 補足追加

マレーシア政府は、2020年3月18日~2020年6月9日、全国に活動制限令を宣言・執行します。この管理命令は、 1988 年感染症予防法および1967 年警察法に基づいて行われます。

第一に、宗教的、スポーツ、社会的、文化的活動を含む全国的な大衆運動や集会の一般的な禁止。この禁止を実施するには、スーパーマーケット、公共市場、コンビニエンスストア、日用品を販売するコンビニエンスストアを除き、礼拝所と事業所をすべて閉鎖する必要があります。

特にイスラム教徒にとって、金曜日の祈りを含むモスクとモスクでのすべての宗教活動の延期は、2020年3月15日の特別精神保健委員会会議の決定に沿っています。

第二に、制裁は海外を旅するすべてのマレーシア人を対象としています。海外から帰国したばかりの人は、健康診断を受け、14日間検疫(または自己検疫)を行う必要があります。

第三に、すべての観光客および外国人訪問者のマレーシア国内への入国に関する制限。

第四に、すべての幼稚園、公立学校、寄宿学校、インターナショナルスクール、タフフィズセンター、その他の初等、中等、および大学前の機関を含む政府および私立学校の閉鎖。

第五に、すべての公立および私立の高等教育機関(IPT)および全国の技能訓練機関の閉鎖。

そして 第6に、不可欠なサービス(水、電気、エネルギー、通信、郵便、輸送、灌漑、石油、ガス、燃料、潤滑油、放送、金融、銀行、健康、薬局、火災に関係するものを除くすべての政府および民間施設の閉鎖、刑務所、港、空港、安全、防衛、清掃、小売、食料供給。

2020年3月16日に発表された宣言は以上です。

イスラム教モスク、キリスト教会、仏教寺院も閉鎖

イスラム教モスク、キリスト教会、仏教寺院も閉鎖

マレーシアのロックダウン(活動制限令)は、 2020年3月18日 ~ 6月9日 までマレーシア全土で実施されています。不要不急の外出はもちろん、大規模の集会(宗教、スポーツ、民族的なものを含む)は全て禁止、全ての宗教施設と商業施設は閉鎖されています。

マレーシアのイスラム教モスクも閉鎖されています。モスクのゲートには立ち入り禁止の札が立てられており礼拝することも禁止されています。

同じように仏教寺院もゲートを閉鎖し入場することも、参拝することも禁じられています。観光客が記念撮影することも原則禁止されていますので注意してください。

マレーシア国民、およびすべての外国人は不要不急の外出を控え、基本的に自宅もしくはホテルなどの住居スペースに滞在して、コロナウイルスの感染拡大を防ぐのがロックダウン(活動制限令)の目的です。

食品スーパー、コンビニ、ガソリンスタンドは営業時間短縮して通常営業

食品スーパー、コンビニ、ガソリンスタンドは通常営業

日常生活に不可欠な食品を扱うスーパーマーケットやコンビニエンスストア、食品雑貨店及びガソリンスタンドなどは通常営業しています。

ロックダウン(活動制限令)が発表された直後にはスーパーマーケットから米や食用油、インスタントヌードルなどの食品が買い占め行動により姿を消した時期もありますが、ロックダウン発令後には商品が安定して供給されている状況を見て安心した消費者は落ち着きを取り戻しつつあります。

原油価格の相場下落を受け、ガソリンの小売価格も下降傾向にあり庶民は通常通りに給油しています。

食事は自炊や出前を推奨、屋台ではテイクアウトのみ可能

食事は自炊や出前を推奨、屋台ではテイクアウトのみ可能

食品や飲料を提供するレストラン、屋台村の屋台、ローカルのコピティアムなどは営業継続しています。大規模レストランは閉鎖しています。

ただし、2020年3月21日〜6月9日までロックダウン(活動制限令)の期間中は持ち帰り( Tapau : 中華語で「打包」タッパオ、 Bungkus : マレー語でブンゴス)、つまりテイクアウト専門となっています。

お店のテーブルを使って店内で食べることはできません。自宅、自室やホテルに持ち帰って食べてください。

マラッカの料理人はコロナウイルスに立ち向かい庶民の食文化を支えています

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