Tony's Netマレーシア海外ケータイ>格安IDD(国際電話)カードについて

日本まで1分間14円なり IDD国際電話カード

海外ケータイ電話の本格的な説明に入る前に、基本的事項として海外からの国際通話についてご説明させていただきます。海外ケータイ生活の第一歩はココからです。昔の電話つまり交換手が手動で回線をつないでいた時代(そんな昔のこと知らない人も読んでくださいね)からは想像もできないほど便利に進化を遂げました。

筆者にも古い記憶があります。1984年に中国の南京に滞在したときのことです。日本の会社に電話連絡が取りたく宿泊先のホテル(一流)の部屋から国際通話を申し込んだらオペレーターが『ハイ、お客さんわかったアルヨ。電話を切って待っててチョ~ダイネ・アルヨ』と言われました。

そのまま待つこと30分電話のベルが鳴り受話器を上げると例のオペレータ『アイヤォーお待たせしたネ、つながったアルヨ』と告げられようやく日本と会話できました。いまでは考えられないエピソードですが実際に筆者が体験した話です。

ところが現在では、マレーシアのホテルから国際電話をかけることはダイヤルを廻すだけで直接、となり町に電話する程度の簡単さでつながります。街のあちこちで見かける公衆電話からも、カンタンにつながります。しかし、一般の電話や公衆電話回線で日本に電話をするのは通話料金の点で少々問題があります。料金が割高なのです。そこで、この章では国際電話を安くするプリペイド方式のIDDカードについてご説明します。

値段がどれだけ違うか考えてみよう

マレーシアの街中で比較的簡単に見つかり購入できるIDDカードは5種類以上あります。使い方はとても簡単です。日本にお住まいの皆様に理解していただきやすいように日本円に換算して記載しています。(RM1リンギットマレーシア=日本円28円として算出しています)

はじめにココを理解してください

驚くべき結果・・・。プリペイドIDDカードを利用するのと、一流ホテルの客室から電話するのとでは価格差16倍!、日本で借りられる海外携帯レンタル電話だとその差はさらに広がりナント27倍!これをどう判断するかは情報を受け取るアナタの感性におまかせします。

ちなみに、最高値のルネッサンス・ホテルの客室から電話する高額料金の補足説明ですが、10秒でも日本に電話をかけたらミニマムチャージ3分間が適用されるからこうなっています。客室に通話料金の価格表が提示されていないのが不親切に思えます。一度でもかけたら680円課金されますから、2分59秒通話しても10秒で切っても料金は同じです。

かしこい国際プリペイドカードの利用方法

代表的なマレーシアのTELEKOM(国策電話会社・日本のNTTのような会社)が発行しているi-Talk(アイ・トーク・カード)を例に取り上げご説明しましょう。

まず、カードを購入して裏側の銀色の部分をコインなどでコスッてはがします。PINコードと呼ばれる暗証番号が見えてきます。コレで準備完了です。

まず、通話料無料の「1800」から始まる電話を廻します。言語は、英語・マレー語・中華語(北京語・広東語)・インドのタミール語・バングラディッシュ語から選べますがココでは英語を選んでみましょう。お手持ちのアイトークカードの暗証番号が(8301-9739-9005)だったと仮定し、電話をかける相手は日本の東京の自宅(03-3456-xxxx)という設定で説明しましょう。

1.受話器を上げて 1800-87-8777 を廻す
2.最初にはがしたPINコード(12桁の数字)をダイヤルで打ち込む
3.機械音声が何か話し始めたあとに 2を押す。(1はマレーシア国内長距離電話・及びシンガポールへの国際電話。2はその他の国への国際通話という意味です)
4.そして、00-81-3-3456-XXXX-#をダイヤルすればつながります。(00+国電話番号「日本は81」+市外局番・最初の「0」を取る+電話番号の最後に「#」を入力)

もう一度、ダイヤルする番号だけで説明させていただきます。

?1800-87-8777
?8301-9739-9005
?2
?00-81-3-3456-XXXX-#

以上です。やたら長ったらしいダイヤルですが、2~3回かけると慣れてくると思います。通話料が日本と話して一分わずか14円です。ホテルの部屋の国際通話料金なんて高すぎて支払いが大変です。会社の経費で落とせるから・・・とか、お金に不自由しないお金持ちの方はご自由にどうぞ!現地のホテルが大儲けできます。(笑)

IDDカードの種類と販売場所

最後になりましたが、このお得なIDDプリペイドカードはKLIA空港の売店でも取り扱っています。マラッカですとやたら繁殖中のローカルケータイショップにはほぼ全種類取り扱われています。その他、カメラ屋さん、たばこ屋さん、便利商店(コンビニ)で売られています。

TELEKOM Malaysia(テレコムマレーシア)が発売している i-Talk card(アイトークカード)、DIGI(デジという会社)が販売している IDD calling card chatz(デジチャットカード)他にRing RingとかRed toneというカードなどが氾濫しています。使い方はどれも同じですが私個人的にはアイトークカードとデジチャットの2種類をオススメします。

カードの金額は通話料によって決められていて、最低30リンギット(840円)・50(1400円)・100(2800円)というように差があります。日本のプリペイドカードと違い金額が多くてもオマケはつきませんので利用コストには差がありません。ということで、30リンギットのカードを入手して、足りなくなったら追加するのが得策です。30リンギットで日本まで国際通話1時間です。安くなりましたね。


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