マレーシアの高原リゾートの地図
マレーシアの主な高原リゾートについて
キャメロンハイランド Cameron Highland |
---|
イギリス植民地時代に避暑地として開発されたキャメロンハイランド。紅茶の栽培に適した高原を開拓し「ボー・ティー」の生産拠点としても有名です。赤道にほど近いマレーシアでも標高1500mの高原であるため平均気温は21度。涼しくて過ごしやすい街ですが、天候が変わりやすいのが難点。モンスーン時期(雨期)には土砂崩れを含む豪雨が続くこともあります。 |
ゲンティンハイランド Genting Highland |
マレーシア初代大統領の誕生を支えたとされる中華系マレーシア人「タンスリ・リム・ゴートン氏」が一代で築きあげた「雲の上のリゾート」ゲンティングハイランド。公認カジノが有名なのでギャンブル場のようなイメージですが、子供が楽しめる遊園地や、絶叫マシーンのあるテーマパーク、有名ブランドショップのあるショッピングセンターなども充実しています。 |
ゴートンジャヤ Gohtong Jaya |
KLからゲンティングハイランドへ向かう途中にあるゴートンジャヤ。ゲンティンググループ総帥、故・林梧桐(リム・ゴートン)氏の名前を冠にした小さな街。標高は約700mなので涼しく過ごせます。大衆向けのホテルや華人レストランである。 KL市内から車で約1時間。この街からゲンティングハイランドまでは約30分の距離に位置します。 |
フレーザーヒル Fraser's Hill |
クアラルンプールから北に105km、車で約2時間の距離にある高原リゾート。英国スコットランド人ルイス・ジェームズ・フレーザー(Mr. Louis James Fraser)氏によって錫採掘場として1890年に開拓されました。標高は1500m、クアラルンプールから近くに位置するため避暑地として再開発が進み、開拓者であるフレーザー氏の名前が付けられました。 |
ブキッティンギ Bukit Tinggi Resort |
クアラルンプールから車で約1時間、ゲンティングハイランドから東へ30kmに位置する高原リゾート「ブキッ・ティンギ」。標高は約800mですが下界と違い涼しく過ごせます。16世紀のフランスの村をテーマにしたレトロなリゾート開発で有名なコルマー・トロピカルでは本格的なフランス料理やワインを楽しめます。近接するゴルフ場やなぜか茶室を備えた日本庭園もあります。 |
マックスウェイヒル Maxwell Hill Bukit Larut |
英国植民地時代にペラ州官僚だったウィリアム・エドワード・マクスウェル氏(1846 -1897) にちなみ「マックスウェイヒル」の別名を持つ「ブキッ・ラウ」。錫採掘で有名なタイピンからわずか10kmに位置する標高1250mの高原だが、キャメロンやゲンティンに比較すると無名のリゾート。アクセスも四輪駆動のジープで登るのが望ましいほど、未開拓の高原には自然が残っている。 |
タマンネガラ Taman Negara |
タマンネガラは広さ4,343平方kmあるマレーシア最古の国立公園です。1億数千万年の熱帯雨林のジャングルを見学できます。マレー半島中央部パハン州位置し、公園へのアクセスは、クアラルンプールからクアラ・テンベリン(Kuala Tembeling)経由ボートで約2時間、もしくは、ジュラントット(Jerantut)からバスで公園入り口のクアラ・タハン(Kuala Tahan)を目指します。 |
ペドゥレイク Pedu Lake |
アロースターから車で約1時間。タイ国境にほど近いペドゥレイクは人工の湖。大きな湖の真ん中に高級リゾートホテルがあり、湖側のシャレー(バンガロー)のベランダから釣りを楽しむことができます。湖畔にはゴルフコースもあります。周囲には数軒のホテルしかないため、滞在中の食事はホテルで頼むしかありません。無名ですがのんびり癒やされるリゾートです。 |
キャメロンハイランドの名所
キャメロンの繁華街 タナラータ Tanah Rata |
---|
マレーシア高原リゾートを代表するキャメロンハイランドのメインタウン、銀行や郵便局、レストラン、各種商業施設の集まるタナラータ。白人観光客を意識して、洋食レストランや宿泊施設も充実しています。長距離バスターミナルもタナラータにあるためキャメロンハイランドの玄関として多くの観光客を迎える街です。 |
発展すさまじい街 ブリンチャン Brinchang |
タナラータから車で10分ほど登ったブリンチャンはキャメロン第2の規模を誇る街です。2005年ぐらいまで街の中にある駐車場でパサマラム(夜店)を開催していましたが、現在ではブリンチャンから山側に向けて左右の歩道約700メートルの長大なマーケットに入れ替わりました。マレーシア国内旅行客の急増に伴いすさまじい発展を続けています。 |
ボー・ティー・センター(紅茶畑とカフェ) Boh Tea Center |
1日あたり85万杯分の紅茶葉が収穫される広大な紅茶畑。観光客向けに手摘みのデモンストレーションもありますが、機械を使ってバリバリ刈っています。ブリンチャンから山側へ、エクアトリアルホテルの先を左手に曲がって進むとマレーシアを代表するボーティーのプランテーションがあります。その先に工場見学・試飲させてくれるボーティーセンターは一見の価値あり。 |
グヌンブリンチャン Gunung Brinchang |
マレー半島の最高峰といえば標高2187mにあるグヌン・タハンですが、2泊ほど必要。しかし、キャメロン高原にはマレー半島の最高度の舗装道路が整備されており、標高2016mのグヌン・ブリンチャンに自家用車で到達できます。赤道直下のマレーシアでも標高2000メートルまで登れば涼しい♪天候に恵まれれば360度マレー半島のパノラマが展望できます。 |
キャメロン高原ゴルフコース Cameron Highland Golf Course |
タナラータとブリンチャンの中間に位置するキャメロンハイランドゴルフコース。公営のゴルフ場なのでヴィジターにも開放されています。1935年に開設され18ホール、6,106ヤード、パー71の起伏のあるタフなコースです。ラウンド料金は1500円程度ですが、キャディーフィー、カートフィーは別料金。レンタルクラブセットもありますが、程度は期待しないようにしてください。 |
サボテン園 Cactus Valley |
サボテン園と名付けられていますが、色鮮やかな南国の花や、各種フルーツも栽培されて植物園のようなガーデン。キャメロン高原には、同種のストロベリーファームや、バタフライガーデン、ビー(蜜蜂)ガーデン、ローズセンターなど様々な自然庭園(有料)があります。筆者も一通り見学しましたが、どこも同じ。ドコかひとつと聞かれればこのカクタス・バレーがオススメです。 |
ロビンソンの滝 Robinson Waterfall |
タナラータから西にトレッキングコースNo.9を進みほぼ中間にある渓谷に流れ落ちるロビンソンの滝。コースからは見下ろす感じになります。健脚な方なら、整備されていない崖を降りて滝壺に近寄ることも出来ますが危険を伴いますのであくまで自己責任でお願いします。マイナスイオン溢れる滝、野鳥のさえずりが癒やしを与えてくれるパワースポットです。 |
壮大なスケールの滝 イスカンダルの滝 Lata Iskandar |
タナラータと下界の街「タパ」を結ぶ旧道(イポーへ抜けるハイウエーが新道)のほぼ中間、標高700メートル付近にあるイスカンダルの滝。落差のある大きな滝ですが、道路から滝壺まで歩道が整備されているのでハイヒールのままでもすぐ近くまで立ち寄ることができます。周辺にはみやげ物やさんがキャメロンらしいグッズを取りそろえているので買い物もできます。 |
キャメロンハイランドへの旧道出発点 タパ Tapah |
マレーシア南北高速道路「プラス」のインターチェンジのあるタパは、キャメロンハイランドに向かう旧道の出発点です。街の中心部には商店街があるので日用雑貨を買うことは可能ですが、マレーシアによくある普通の田舎町です。タナラータまで160円のバスが1日8便ほど運行されています。タパはKL、マラッカ、JB、シンガポールとも長距離バスが就航しています。 |
キャメロンハイランドの紅茶畑 ボーティープランテーションにて
マレーシアガイド管理人メールアドレス tonyjsp@gmail.com