Tony's NetマレーシアマレーシアVISA>マレーシアの入国審査について

マレーシア入国スタンプ

KLIA(クアラルンプール国際空港)KLIA2で入国審査の場合

マレーシアに飛行機で到着した方は、到着ゲート→入国審査へ向かいます。あらかじめ記入しておいた入出国カードとパスポート、場合によっては帰国のためまたは、第三国へ出国するための航空券の提示が必要になります。入国審査場では保安のため撮影が禁止されていますのでご注意下さい。

入国審査場には、マレーシア国籍を持つひとのゲートやVIP専用のゲートもあります。日本国籍の民間人ならば"Foreign Passport"(外国籍パスポート)のゲートに順序よく並んで入国審査を待ちます。自分の順番が来たらカウンターに用意しておいた書類提出します。あっけなくスムースに入国できるはずです。

パスポートをチェックするのは入国管理官(イミグレーション・オフィサー)の仕事です。ごくたまに質問(入国目的や滞在日数など)を聞かれることがあります。英語がわからない方は、驚かれると思いますが聞き取れなかった時には、あいまいな返事をせずもう一度ゆっくり話してもらってナニを質問しているか?確かめて下さい。

よくわからない方は、「わかりません」と日本語でも結構ですから入国管理官に返事をするのが賢明です。普通の旅人ならば、笑って通過させてくれるはずです。国内移動であってもマレー半島からボルネオ島(サバ州・サラワク州)へ移動する場合(逆の場合も)、到着時にパスポートチェックがあります。

手数料・経費は不要。完全無料です。

KLIA(クアラルンプール国際空港)KLIA2で入国審査の場合

押されたスタンプを確認しておきましょう

マレーシア到着し入国審査を終えたらパスポートに押されている入国スタンプを確認しておきましょう。2006年より以前は、"Three Months"(3ヶ月有効)と書かれていましたが、変更があり"ninety (90) day's"という表記に変わり、計算が面倒だなと思っていたら2010年以降では、"until(期日は)日付け・月・年"の順にスタンプが押されるようになりました。最新情報はネット検索などで再度ご確認下さい。

4~5泊や1週間程度の滞在では問題ありませんが、長期滞在を計画してマレーシアに入国した方は、自分のパスポートに押されたハンコを見て滞在可能期日を確認しておきましょう。日本からマレーシアに飛行機でやってくる旅行者には、KLIA空港などで入国審査を受ける場合ほぼ確実に90日以内の滞在が許可されるはずです。ほぼ確実とはいえ、押されたスタンプの確認は必要だと思います。

シンガポールから陸路で入出国する場合

隣国のシンガポールからは、徒歩でもバスやタクシー、レンタカーでもマレーシアに入国することができます。シンガポールとマレーシアの国境は河川のようなジョホール海峡を超えねばなりませんが、2本の橋が架かっています。周囲を海で囲まれた日本では考えられない「歩いて国境を越える」ことも可能です。

歩いて入国する場合、2本ある橋のうちコーズウェイという橋を選んで渡ります。昔は渋滞の名所でしたが改装され近代的で大きなイミグレーションへ進化しました。シンガポールの出国カードとマレーシアの入出国カード(マレーシアの入国審査場にて無料配布)とパスポートがあれば問題ありません。

バスでの移動は、徒歩の場合と同じく両側のイミグレーションで歩かねばなりませ。タクシーやレンタカーで国境を越える場合は、高速道路の料金所のようなイミグレーションに停車するだけで出入国審査を受けることができます。いずれの場合も入国する際に税関検査がありますので所持品には気をつけましょう。

インドネシアから海路でマラッカ港やククップに入国する場合

マレーシアの古都「マラッカ」には、マラッカ海峡を挟んで対岸のインドネシア・スマトラ島のドゥマイ港などから高速船が定期就航しています。直線距離で60kmほどの海峡を約2時間で結んでいます。また、ジョホール州のククップという港やペナン、ランカウイにもインドネシアやタイを結ぶ定期航路があります。

いずれの港でもインドネシアからマレーシアに出稼ぎに来る労働者や、果実や名産物をマレーシアで販売する貿易商(かつぎ屋さん)の通関手続きにとんでもない時間を要するため、行列が進むのは遅い。イミグレーションの係員が行列の中にインドネシア以外の外国籍パスポート所持者を見つけたら、行列を無視して前の方に誘導してくれることもありますので係員には意識してパスポートを見せましょう。

港で押される滞在許可期限は短い場合もありますので、スタンプの確認を忘れないようにして下さい。インドネシア側から、マレーシアに入国する場合日本国籍の旅行者のVISAは免除されていますが、逆にマレーシアからインドネシア側に渡航する場合は、ビザ・オン・アライバル(到着時発行VISA)が必要です。

入国審査で気をつけたい! 荷物を預かる行為について

入国審査場、もしくは後述の税関窓口付近にて見知らぬ人から荷物を持っててと頼まれたら要注意!知らないうちに麻薬や銃器を運ばせられるコトもあります。微量でも麻薬の所持は死刑となる場合があります。知らないヒトから荷物を頼まれたらきっぱり断り、近くの空港係員に連絡してください。

長期滞在のマレーシア入出国繰り返し行為について

3ヶ月のロングステイ(長期滞在)の予定が長引き、90日を超えてマレーシアに滞在を続けたい旅行者の方ならチョイと隣国に足を伸ばしてマレーシアを出国して、陸続きのタイ王国やシンガポールへ行ってマレーシアに戻ってくれば、また同じく90日間の滞在が認められます。

通算してマレーシア滞在が「年間×◎日以上」は認められない!というオフィシャルな見解をホームページでも見かけますが、その期限を超えても基本的に滞在を認めてくれます。イミグレーションが警戒するのは不法滞在・不法就労なので経済的に余裕あるロングステ希望者なら問題ないはずです。

しかし、この「ちょっとそこまで外国行き作戦」にも回数に限界があります。パスポートのマレーシア入国スタンプが4~6個貯まれば注意信号。10個以上たまると赤信号。陸路でジョホールバルからシンガポールへ向かう場合、マレーシア側のイミグレ担当官(出入国審査官)が警告または不許可の判定を下します。

警告する場合、押してくれたマレーシア再入国の期限が30days(30日間)とか14days(14日間)という短い期間の場合もあります。入国スタンプを押してもらえたらラッキーと勘違いせず、そこに押されている滞在許可日数をキチンとチェックしましょう。少ない場合は、押し直してもらう交渉をするべきだと思います。


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