

マレーシアの休日カレンダー2023年版(令和5年)
1月1日(日) | 元旦 / Tahun Baru /西暦の新年 ※ジョホール州、ケダ州、ケランタン州、ペルリス州、トレンガヌ州を除く。 |
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1月2日(日) | 元旦 / Tahun Baru / 振替休日 |
1月22日(日) | CNY・中華暦(春節祭)旧正月1月1日 |
1月23日(月) | CNY・チャイニーズニューイヤー2日目 |
1月24日(火) | CNY・チャイニーズニューイヤー3日目振替休日 ※ジョホール州、ケダ州、ケランタン州、ペルリス州、トレンガヌ州を除く。 |
2月5日(日) | タイプーサム /KL、プトラジャヤ、JB、ケダ州、センビラン州、ペラ州、ペナン、セランゴール州のみ |
2月6日(月) | タイプーサム / 振替休日 |
4月8日(土) | みいつの夜 Nuzul Al-Quran /ケランタン州、パハン州、ペラ州、 ペルリス州、ペナン州、セランゴール州、トレンガヌ州、連邦特別区のみ |
4月22日(土) | ハリラヤ・プアサ Hari Raya Puasa / 断食月「ラマダン」明けの休日祭 イスラム暦10月1日 |
4月23日(日) | ハリラヤ・プアサ /2日目 |
4月24日(月) | ハリラヤ・プアサ /振替休日 |
5月1日(月) | メーデー Labour Day/労働者の休日 |
5月4日(木) | ヴィサッ・デー Wesak Day /ブッダの誕生日 |
6月5日(月) | 国王誕生日 Yang Dipertuan Agong's Birthday |
6月29日(木) | ハリラヤ・ハジ Hari Raya Haji /イスラム巡礼祭 |
7月19日(水) | イスラム暦新年 /Awal Muharram (Maal Hijrah) |
8月31日(木) | メルデカ・デー National Day /マレーシア独立記念日 |
9月16日(土) | マレーシアデー Malaysia Day /サバ・サラワクがマラヤ連邦と合併 |
9月28日(木) | ムハンマド生誕祭 Prophet Muhammad's Birthday /イスラム教創始者の誕生日 |
11月3日(金) | ペラ州スルタン誕生日 /ペラ州のみ |
11月12日(日) | ディパバリ Deepavali /ヒンドゥー教徒の祭「光の祭り」 |
12月25日(月) | クリスマス Christmas /イエス・キリストの誕生日 |

伝説の旅人 Ogawa師匠からのフォトメッセージ PartⅢ
筆者とは2005年にマラッカで酒を酌み交わしたのが奇縁のはじまりで、10年来のおつきあいをさせていただいているOgawa氏からペラ州の州都イポーの写真が届いた。
Tony's Netの厳選リンクでも紹介させていただいているがOgawa氏は1996年にゆ~らしあ大陸ほっつき歩き・・・という個人サイトを開設した伝説のバックパッカー。改めて、ここにリンクを残しておきますので、ぜひお立ち寄りください。
ゆ~らしあ大陸ほっつき歩き・・・
http://www.ne.jp/asahi/travel/ogawa/
旅の行程、写真解説などはOgawa師匠の「ゆ~らしあ大陸ほっつき歩き・・・」マレー半島再び(http://eurasia-walk.sub.jp/abroad/malay/malaytop.html)を参照されたし。
イポー鉄道駅 Ipoh Railway Station

Photo by Ogawa @ Ipoh Malaysia
イポーの古い街並み Ipoh Old Town

Photo by Ogawa @ Ipoh Malaysia
イポーのモスク

Photo by Ogawa @ Ipoh Malaysia
ペラトン洞窟仏教寺院(Perak Tong:霹靂洞)

Photo by Ogawa @ Ipoh Malaysia
サンポートン洞窟仏教寺院(Sam Poh Tong Cave Temple:三寶洞)

Photo by Ogawa @ Ipoh Malaysia
広東語を話す中華系移民の多い街
マラッカやペナン、シンガポールでは福建語を話す移民が多いのだが、イポーやKLでは広東語を日常話す広東、香港からマレーシアに移民してきた広東グループが多い。イポーでは、同じ米粉のきしめんタイプをフォーファンと呼ぶ。
あっさりした鶏ガラスープに塩コショウでを加えてゆであがった麺を投入。鶏の胸肉の味付けスチームをトッピングする。ベトナムのフォーにもやや似ているが、イポーでは「イポーフォーファン」と呼ばれている。福建語エリアではクエティヤオ・スープと呪文を唱えれば同じ料理が食べられるのだ。
料理そのものが違うのではなく、2大勢力の激突による福建対広東の軋轢を残さないようにするため、それぞれの出身地にこだわり、フォーファンが食べたい人は広東系のイポーのお店に。スープじゃなく焼いて炒めたチャークエティヤオが食べたければ福建のお店に通えばよいのだ。
さて、イポー名物と言えば粗挽きの珈琲豆をネルドリップで濃いめの珈琲をベースに作り、砂糖に練乳をミックスして特製イポーホワイト珈琲も有名だ。屋台村に入って、ドリンクの御用聞きがテーブルに来たらすかさず、ホワイト珈琲と注文すれ2分で席に届けられる。甘いとクレームを付ける人も多いが、それがマレーシアの基本。
砂糖が抜きならば、コピオーコソンと伝えればミルクもないブラックにありつける。練乳ではなくフレッシュミルクだけならば、コピオーコソン・シーと伝えれば良い。もしくは、コピシー・コソンでも通じるが不安だったらノンシュガーをお願いすれば良い。
イポーはB級グルメ天国

Photo by Ogawa @ Ipoh Malaysia
イポー駅のマジェスティックホテル(2015年現在閉鎖中)

Photo by Ogawa @ Ipoh Malaysia
イポー鉄道駅とブーゲンビリア Ipoh Railway Station

Photo by Ogawa @ Ipoh Malaysia
2010年に運行が開始された高速鉄道、イポーとKLセントラルを約2時間半で結ぶ高速電車のETS(Electric Train Service)。1時間に一本程度運行されており最高速度140kmで快走する。渋滞の影響も受けないため鉄道交通の利便性に地元の利用者も急増中。
ペラ州は19世紀後半から、植民地支配者である英国軍が第一次世界大戦、第二次世界大戦勃発による兵隊の保存食を入れるコンテナとして缶詰の需要が急増したため、これまでの天然のゴム畑から労働力を錫鉱山開拓へシフトさせるためにも、多くの移民を受け入れた。
ペラ州では人口の75%が中華系移民のマレーシア人(華僑)だったと、記録に残っている。祖先や、同郷の家族血縁、郷里の村や部落の先達成功者を頼って移民が押し寄せてくるため、イポーでは広東圏出身の中国人たちがムラ社会を興すことになった。
ゴールドラッシュならぬティン(錫)ラッシュで20世紀初頭から後半にかけて急成長したイポーだが、20世紀末には錫鉱山が相次ぎ閉山しかつての活況はなくなりつつある。
マレーシアガイド管理人メールアドレス tonyjsp@gmail.com