チリパディは小粒で痛いほど辛い
- 激辛の小粒の唐辛子をCili padi(チリパディ)と呼びます。チリパディという日本語で検索すると Chili Padi とか Chilli Padi というスペルがヒットしますが、マレー語の綴りは Cili Padi が正解です。ローカルのネイティブに教えていただきました。
- 長さが5~6センチある赤唐辛子、青唐辛子に比較して、チリパディは小さいのが特徴です。長さが2~3センチぐらいで小ぶりで細め、指でつまんでみると中身が詰まっていて堅く感じます。「山椒は小粒でぴりりと辛い」と表現しますが、チリパディも小さいので油断しがちですが、気を許すと辛いのを通り越して痛いです。
- ニョニャ料理のサンバル、カレー、レンダンに欠かせない辛みをコントロールする香辛料スパイスです。また、バクテーやヨンタオフー(醸豆腐:マレー風おでん)などの付け醤油にチリパディの小口切りを入れて使うこともよくあります。
- マレー人のふるさとの味、ナシゴレン・カンポンにはチリパディを包丁で叩いてから切って、焼きめしと一緒に炒めます。チリパディを激辛香辛料だと知らない方が、ピーマンかシシトウみたいな食材だと勘違いしてガシッと噛み締めてしまい、ジュワーッと辛みの汁を味わってしまい、痛い目に遭う方も多いです。
- チリパディは注意して、食べなきゃならないんですがマレー激辛料理初心者の方に「食わず嫌い」を誘発してもナンなので黙って食べるのを見ていると・・・やっぱり痛そうですね。万が一、激辛・チリパディの洗礼を受けたならば、冷たい氷水はNG。ぬるめのお湯を口に含んで、痛みが治まるのを待つのがよろしい、らしいです。
マラッカ中央卸売市場にて